わっさわさ

セカンドシーズン

離乳食戦争@ジュリ

3月に入ってから離乳食を与え始め、早1ヶ月半。子は現在、お昼の12時と晩の18時に歯を使わなくても食べられる流動食、もとい離乳食を食べている。

「急いで乳から離れなくてもいいんだよ、ゆっくり食べ物に慣れていこうね!」という教育テレビ的な慈愛の気持ちは多少あれど、5月に復職を控えている私は「君が離乳食をモリモリ食べなきゃ保育園に預けられないんだから頼む!食べてくれ!」という気持ちの方が圧倒的に強く、スプーンを握る手にも力が入る日々。

入園早々、保育園の栄養士(20代前半くらい)の女性に「今の離乳食の進み具合だと長時間預かるのは難しいですね。」とサラッと言われ、不安と焦りを感じている状態なので子の食べる量が昨日に比べて少なくなったり、食べることを嫌がる素振りを見せたりすると「預けられなくて復職できなかったらどうしよう」「なんでこの子は食べてくれないんだろう」「私の食べさせ方が悪いのか」「こんなことでイライラしてしまうなんて保護者失格だ」等様々な感情が一挙に押し寄せ、疲弊してしまう。

これが子供のことでなければ、件の栄養士に「お前と保育時間の契約してる訳じゃないんだから預かれないとか勝手に言うな馬鹿。物の言い方を考えろ。」という内容をオブラートに包んで言ってしまえるのに、面倒くさい保護者だと思われて子が保育園で過ごしにくくなるのは避けたいという気持ちから言いたいことが言えないのもストレスに感じる。

 

そんなストレスむんむんな私の状態を察知してか、一昨日の晩ついに子が一口も離乳食を食べないとい事態に陥り、何かの糸が切れた私はあーもう知らん知らんという気持ちで子を強引に寝かしつけ夫に「あなたは自由に飲みに行ったり遊びに行けていいよね」という恨みを込めたラインを送り、眠りについた。

次の日、夫は子の世話全てを黙って引き受けていたので気持ちは少し楽になったけど、なんとなく自分はこういう専業主婦的というか家庭にまつわる呪いの気持ちに支配されたくなくて働くことを選んでいるんだろうなと自覚させられた。

夫や子供の行動を制限したいという感情からはいつも距離をとっていたいものだけど、そうも言っていられないのかな。

 

子と私の離乳食戦争はまだ始まったばかりである。終わりは見えない。