わっさわさ

セカンドシーズン

静岡暮らし@ジュリ

前回日記を書いてからもう1年以上経過しているなんて信じられない。

2018年5月の私は、育児休業から復帰して今までと同じように仕事が出来ない環境や、同僚の態度の変化にもやもやしていた。そして2019年9月の私は、目の前に迫る引越しを前に、冷蔵庫の中身を丁度良いタイミングで空に出来るのかが心配で夜も眠れない。

 

結局、職場復帰してから7ヶ月後に夫の仕事の都合で、私と子は実家へ引っ越すことになり、2018年12月からは大阪で働いていたのだけれど、夫の転勤で2019年6月に静岡へ引っ越し仕事もやめて専業主婦、そして10月から夫の海外駐在が決まり私と子供はいったん実家に帰り、2020年の頭には海外へ行く…なんて人生、1年前の私は全く想像していなかった。

東京オリンピックを東京で迎えられないことも、大好きな祖母の死に目には恐らく会えないんだろうということも受け入れてはいるけれど、やっぱり自分の仕事を失ってしまったことは未だに受け入れられないし、後悔している。働いていた頃は、「専業主婦になったら洋裁とか習字とかするんだー」なんて想像を膨らませていたけれど、いざ専業主婦になると、日々の生活でいっぱいいっぱいになってしまって、趣味どころじゃない。子供の年齢によるところも大きいのかもしれないけど。

私は家事があまり得意ではないので、子供の朝・昼・晩のご飯を考え作り、子供の為に公園に行ったり児童館に行ったりしながら、家の中の掃除や洗濯をし、夫の晩御飯を考え、買い物をする、という生活(その間、ずっと子供は「ママー!」とまとわりつき、自分の思い通りにならないと癇癪を起こしたり、顔を殴ってきたりする)を3ヶ月繰り返して、精神的に疲れてしまった。

夫は私が専業主婦なのを良いことに、炒め物をしている私に「お箸持ってきて。」と食卓に腰掛けながらのたまったり、夫が帰宅してすぐに温かいご飯が食べられるよう段取りして完成した肉料理に全く手をつけず(もちろん「○○ができたよ。私は子のお風呂と寝かしつけがあるから先に食べててね」と声掛けは二度した)その後、寝かしつけを終えた私に「あの料理、冷めちゃってたから美味しくないかと思ったけど、冷めても美味しかったよ」という人の神経を逆なでするような感想を言う鬼畜になってしまったので、私のストレスは溜まる一方で、なんだかもう私は夫の給料を湯水のように使うか、夫を撲殺するかのどちらかでしか生きていく理由を見出せない。

夫が年収500万円くらいの不細工だったら多分、とっくに殺してただろうから、逆に私の方から「私のことを前科者にしない程度の顔面と収入を持ってくださっていてありがとうございます!」とお礼を言うべきなのかな。

 

静岡に引っ越してきてから、様々な方面に対して「こいつ、ぶっ殺す!」と心の中でゴングを鳴らすことが格段に増えたんだけど、その全てに対して「自分が仕事をやめなければ日中のこの時間に出歩くこともなくこんな嫌な気持ちになることもなかったのに…。」と思ってしまうので、私は根っから専業主婦には向いていない人間なのだと思う。

この土地に暮らすのはあと数週間。無事に静岡での生活を終えられるといいな。