わっさわさ

セカンドシーズン

37w0d正期産に入る(mm)

妊娠が分かったときは予定日の道のりが果てしなく遠く遠く思えたものだったけど、妊娠後期に入ると時間が経つのも早くなり、とうとういつ産まれても良い時期になった。

 

不妊治療をしていた私は、色んな事が不安で妊娠したことをとにかく人に言えなかった。

安定期に入っても体調が安定しなかったのでなお言えず、緊急事態宣言も重なり人と会うことも少なかったので結局妊娠8ヶ月くらいでようやくぼちぼちと人に伝え始めた。

狭い町で仕事をしているので、1人に話すと立て続けに何十人に広まり、すぐに話をしていない人から「おめでとう!」と声を掛けられたり、連絡が来るようになり、無事に産まれてきてくれるかという不安は払拭されてはいないけど、とにかくもう何が何でも健康にこの子を出産する、できる、と決めて歩もうと心に決めた。

 

同じ学校を卒業した友人が3人、偶然にも同時期に出産することを知り、連絡を取り合えたことで大きく精神的に支えられた。

そのうちの2人は出産する産院も同じだったので、色々情報を交換したが、2人とも私より予定日が2週間早く、そのうち1人は予定日より早く出産した。もう1人の友人も兆候があるらしいので、そろそろなんだと思う。

完全に耳年増となった私は陣痛の痛さや、人によっては長さ、などなどの話を聞きすぎて、震えている。

そういった怖さもあるが、やはり妊娠初期のことを思うと、ようやくここまでこれた、という安堵の方が強い。

喧嘩しっぱなしだった実母はすっかり丸くなり(多分またそのうち喧嘩するだろうけど)、赤ちゃんが産まれてくるという事態により、色んな人が祝福してくれることは本当にありがたいなとつくづく思う。何とかあと少し頑張って、無事に出産したい。