わっさわさ

セカンドシーズン

母乳警察よ、滅びろ(mm)

臨月から出産を迎えた途端に忙しくて更新できていなかったけど、色々あって結果的に難産だったが何とか赤子は元気に産まれて育ってくれている。

出産のことは書き出すと長いのでそれはまた後日にして、今日は授乳にまつわることを。

 

結果的におっぱいが張らない体質だった私。

助産院に行くと母乳は結構出ているけど、赤ちゃんに飲む気がないという相性の悪いパターンで、ミルク過多の育児を続けて2ヶ月。

 

母乳は20分あげても10-20ミリくらいのこともあり、ミルクで補完していた先日の朝。

起床すると脇と胸に痛みがあり、おかしいなと思うと1時間でものすごい悪寒と40度の高熱になり立てないくらいのつらさに。コロナを疑いつつも念のため、家にあった抗原検査キットで陰性を確認した後、朦朧としながら赤子を抱えて助産院に行くと立派な乳腺炎だった。

 

飲まれないけど日々つくられる母乳がたまり、細菌感染して高熱になったそう。

おっぱいをマッサージしてもらい、そのあと病院で点滴をして何とか解熱した。

 

問題はその翌日からで、炎症をおこした方のおっぱいを赤ちゃんが全く飲まなくなった。

大泣きしておっぱいを嫌がる赤ちゃんの姿を見ると、何となく私の心も傷ついた。

炎症を起こしていない方は飲むけど、そちらを飲まれると炎症を起こしている方も母乳が分泌されてしまう。でも放っておいても母乳は分泌されるので、困り果てていたのが日曜日。

搾乳機を使うとおっぱいは更に腫れ上がり、痛くてとてもじゃないけど搾乳できない。

おっぱいは真っ赤になって、熱を持っていて痛い。また熱が出たらどうしよう。家族は全員仕事で頼れる人はいない。

いつもお世話になっている助産院はお休みで、行ったことのない助産院に電話をして駆け込んだ。

 

事情を説明したところ、

「あーそれはミルクで楽したからだね」

「夜に8時間も寝るの??3時間ごとに起こしてるおっぱいあげないからだよ!これからは起こして!」

いや、ネントレして夜は気持ちよく寝てるのに何故起こないといけないの?!

「ミルクばっかりでデブでしょ?」

普通に成長曲線の真ん中ですけど…

「おっぱいの拒否なんて気のせい。ちゃんとあげたら飲むから。」

本気で拒否してます。左パイは飲むし。

「とりあえずミルクやめないと。人工乳なんていいわけないでしょ」

いつの時代の話?

 

と、しばきたくなるババアだったけど、とにかく今はおっぱいを楽にしてもらわないとまた高熱が出るかもしれないし、日曜日あいている助産院はここしかないから反抗しづらい。

心に怒りを溜めたまま、タクシーに乗り込み帰宅したけど許せない。そして、帰宅後も赤子はおっぱいを飲まなかったから、普通にミルクをあげた。

 

おっぱい警察はそこら中にいた。

手始めに私の母親。実家にいた時は、オムツを見るたびに「あーこのウンチ!!母乳飲んでるときのウンチだね!!」

「おっぱい飲ませてるのに、ミルクも飲ませるのって何で??」「母乳飲んでる姿っていいわね〜」とミルク否定というより、母乳大歓迎という姿勢で、母乳の方が当然良いよねという雰囲気を醸し出してきた。

 

義母に至っては、私が出産で大出血し輸血までした事を知っていながらも、一言もそれに関する心配の言葉や体調を気遣う言葉もなく、会う度に発する言葉とメールが「母乳どうですか?」しかないので、この人は母乳宗教に入信して頭がおかしくなったのかな?と思った。

私の身体は産後も回復せず、出血が悪化して産院から大学病院に搬送された後に会った時も、一言も私の身体を気遣う事はなく、赤ちゃんを抱っこして勝手に親戚中をたらい回しにさせたので、もう赤ちゃんは会わせたくないと思っている。

 

ミルクで元気に育ってるよ!そんなのどっちだっていいじゃん、お母さんが元気じゃないと!と言ってくれるのは同年代の友人と夫しかいなかった。

 

今の私は赤ちゃんも私も笑顔でいられるように、完ミに移行したいけど、またその最中に乳腺炎などになった時に相談できる先がなくて困っている。

どこの助産院も母乳ばかり推奨してきて、ミルクの話を聞いてくれない。元々通っている助産院は普段のミルク否定まではしないけど、ミルクに移行したい旨を伝えたら「そんなことしたら、何十年先に身体がダメになる!」と言われ全く相談には乗ってくれなかった。

 

また乳腺炎になって高熱が出たら?

私の環境は家族が忙しくて、赤ちゃんを他に見てくれる人はいない。私の体力を確保するために死ぬ気でネントレして夜も寝てくれるようになったのにそれを起こせと?

私が倒れたら終わりなのに、助産院は協力してくれない。

母乳が赤ちゃんに良い事など人に言われなくても百も承知している。私だってトラブルがなければ母乳をあげていたと思う。母乳で苦しむ人にも母乳を押し付けるその神経が理解できない。

母乳を推奨することではなく、お母さんを助けるのが助産院の人々の仕事だと思うのに、令和の時代も世の中は母乳警察で溢れている。